クラウドファンディング・キュレーターの仕事内容

クラウドファンディング・キュレーターの仕事内容

クラウドファンディングの普及にともない関連する仕事の求人募集がふえています。

関連する仕事の中でも

クラウドファンディング・キュレーター

のはたす役割はおおきく、責任も重いです。

この記事ではクラウドファンディング・キュレーターの仕事内容についてまとめます。

クラウドファンディングに関係する仕事につきたいと思っている方は参考にしてください。

仕事の目標はファンドの成立

クラウドファンディング・キュレーターの仕事内容というか目標は、ファンド募集を成立させることです。

なのでクライアント(募集者)からヒアリングをして、どのように未来の支援者に対して訴求するかを一緒に考えます。

そして、目標とする金額をしっかり集めなくてはなりません。

職種としては企業のコンサルティングや映画等のプロデューサーと似ています。

どうしたら人の心が動くかを考える仕事

クラウドファンディングは種類によって違いがありますが、基本的には支援者にたいして支援した金額以上のリターンはありません。

つまり投資というよりは寄付的な要素が強いということです。

投資と呼ばれる行動において人々は通常であれば、かけ金以上のリターンを期待します。

しかしクラウドファンディングは、かけ金に対してのリターンが、かけ金以上になることはまずありません。

では、

どのように支援者に対して呼びかけるのか?

ということになりますが、募集者がどういった想いを持って支援をよびかけているのか、という内容を物語のような形式で訴求していることが多いです。

ただ、○○をしたいからお金をください、だけでは駅前で寄付を呼びかけるのと変わりません。

よって、

  • 私たちは、こういう活動をしている

  • この活動にはこんな社会的な意義や必要性がある

  • こんな人たちがこの活動にたずさわり、私たちの活動によって良い変化が生まれる

  • だから○○円が必要です

  • 私たちは集まった○○円を使って未来はこんなことをします

  • 支援してくださった方には支援金によって作られた○○を特典として差し上げますので応援してください

という過去と未来にわたる物語のような形式で支援者に訴えることになります。

共感をよぶ物語をつくる

ただの物語では支援者の感情は動きません。

共感を呼ぶような物語が必要です。

どんな人・組織でも、時系列で行動を積み重ねていけばひとつの物語が出来上がります。

しかし魅力的な物語を作るには素材が良いことが前提で、さらに素材を編集して見せ方を工夫しなければいけません。

映画製作で例えると10時間の動画素材を編集して2時間の作品としての映画作品にまとめるような作業です。

クラウドファンディング・キュレーターの仕事はコンサルタントに似ていると言いましたが、映画の編集者にも似ていますし、雑誌などの編集者にも似ています。

素材の中から大事な物事を抜き出し、それを支援者に対して有効的な形式つまり物語で提示するのです。

そして人の心を動かすのです。

プロジェクトをスタートするかどうかの判断も大事な仕事

クラウドファンディングサイトに掲載されるプロジェクト(募集案件のこと)はほぼ外部からの依頼や相談がきっかけです。

日々様々な依頼が届くので、なかには

「絶対に成立する、募集希望額以上の支援が集まる!」

という条件的に支援されやすい依頼もありますし、

「支援の集まりはほとんど期待できず、募集額にはとどかない」

という依頼もあるでしょう。

企業の利益のことを考えると支援が目標額に達しないプロジェクトは運営会社の利益にもなりません。

なので、目標額に達しないプロジェクトばかりを引き受けていると会社的には厳しくなります。

会社によって差はありますが、クラウドファンディング事業の利益は支援を募るプロジェクトが目標額を達成した時のみに発生し、プロジェクトの総額の5〜15%くらいと言われています。

なのでプロジェクトを引き受けるか否かの判断も重要な仕事です。

プロジェクトを引き受けるかどうかを一人で決めることはあまり無く、責任者数名で会議をおこない様々な角度からプロジェクトを精査し、引き受けるかどうか決断します。

クラウドファンディング・キュレーターはクライアントからしっかりヒアリングを行い、論理的にプロジェクトを引き受ける意義や達成する可能性などを会議でプレゼンする必要があります。

このあたりの仕事内容は銀行の融資係ともにていますね。

編集を含む取材やライティングなどの能力・経験もあると働きやすい

キャンペーンページの内容の構成の検討や記事のライティング業務を自分でできる人は仕事を進めやすいです。

外部・内部に関係なくライターに依頼するのではなく自分で執筆できればコスト減にもなります。

能力・経験としては

  • ヒアリング能力・営業経験・コンサル経験

  • 企画・編集能力

  • ライターとしての能力

などがあると仕事をしやすいでしょう。